喋ることなら無限にある
日記を読み返すと書き忘れたことばかりだなあと思うわけです。今日もWACCAのお話が続きます。
いきなりですが、サビ開幕のメロディの音程が完全八度でジャンプするボーカル曲に沼ってしまうという性癖を自覚しています。なにを言っているのかよくわからない人が過半数だと思うので雑に解説すると、完全八度というのはちょうどドからひとつ上のドにすぐ移動するのと同じ長さの音の幅を表す用語で、これがメロディで出てくると無意識のうちにそれを検知してヘビロテするという機能が🍳には備わっています。全然音ゲー関係ないですがぱっと思いつく例を上げるとこの曲とか。
このサビ開幕の「もうかんがさえてくやしいわ」の「もう」から「かん」で完全八度ジャンプをしている……はずです(あんまり自信がない)。事実、この曲をほかのずとまよ曲と合わせて短めのプレイリストにして移動中ずっと聞き流していた時期があります。もし歌う側に詳しい人がいるなら、めちゃくちゃ難しいやつだよそれっていうので心当たりがあるかも。
音ゲー曲で言うと、細かいですが、REDALiCEさんのHiGHERの声ネタの丁度higherのところで完全八度ジャンプをしていると思います。
最近はOuvertüreをヘビロテしているわけですが、これも完全八度法則が当てはまるかというと、なんとそれが違うんですね。
聞いた感じ、完全八度ジャンプは不在です。代わりに、完全五度ジャンプが頻出しています。完全五度っていうのは、ピアノで白鍵のドと白鍵のソの間(ソの方が高い)と同じ幅です。例えば「ふかくくらいやみのなかでながいながいときをすごした」。歌い始めで既に2回出てきてやばいですね。他にも「しんじられるものなどない」「いますぐこわして」「さあはじめよう」などやばい頻度で出てきます。歌詞見てて出てこないところのほうが珍しい1。幅の長さで言うと完全八度ほどの鬼畜さはないですが、なんせ頻度が凄まじいのできれいに歌うの大変そう。これを少年が頑張って歌ってるのめちゃくちゃえっちいですね???「ながいながい」とか最高なんだよなあ。
完全五度はきれいに聞こえる音の幅ですが、ちょっと固い感じがします。よくわからないという人は、適当にフリーの鍵盤叩いたら音が出るだけのアプリをインストールして、さっき言った白鍵のドとソ(ソの方が高い)を交互に連打した後に、白鍵のドとラ(ラの方が高い)を交互に連打して、2つを聴き比べてみてください。ちなみに後者は長六度と言って、完全五度よりはちょっと柔らかく聞こえるはずです。ちょっとメロディとの幅が広めのハモリでよく使われてたりするんじゃないかな?詳しくないけど。
ちなみにオタクなので完全五度関連の語のWikipediaを漁ってにたにたするなどしていました。
美しい響きらしいっすよ。
どうやら圧倒的なジャンプ頻度のせいでヘビロテせざるをえなくなってるらしい。という謎の分析報告でした。
ちなみにいろいろ聴き比べていたところ、どうやらこの完全五度ジャンプ、DJ Genkiさんの手癖っぽいですね。
一昨日も話題に出したShiny Memory feat. Yukaccoですが、なんとこの「Wow Wow」全部完全五度という。草。
インスト曲でもこの傾向は健在で、この動画の0:41頃から始まるファドッファドッファシラソファッミッファが完全五度(この表記で伝わるんかこれ)。
流石に全部は書ききれないですが、他にもいろいろありました。traveller feat. moimoiとか。意図してなのかわからないですが、よっぽど完全五度がお好きなんでしょうね。
あと、細かいですけど「ながいながいときをすごした」の斜体にしたところはミファソラシと音階に沿って5音連続で音が上がっていきます。これもDJ Genkiさんよく使ってそうですね。Einherjar Jokerの開幕(0:09)とか。
メロディラインの音程を真面目に追ってみたのはこれが初めてだったんですけど、思いのほか人の手癖ってはっきりわかるものなんですね。面白かった。
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ちなみに「Change the boring world」と「つまらない真実と嘘」くらい。 ↩︎