ただの日記にタイトルなんて要るか

🍳が不定期で日記を書くらしい

26 Dec 2023

冬休みくらい日記を続けようじゃないか

サイトリニューアルの作業がてら、かつてここが夏休みの日記として機能していた頃の記事を読み返していた。また当時のように毎日継続更新ができたら楽しそうだ。と思ったのだが。

冷静になってみると、私の人生でいわゆる「長期休暇」は残り2回しかない。次の春休みは既にいくつかの用事で埋まりつつあって、毎日日記更新する暇があるかわからない。

となると、もうこの冬休みしかない。

厳密には、履修登録科目0、研究室に通うだけの卒論生に明確な冬休みの定義ができるわけではないのだが、もうクリスマスも終わってしまったことだしキリが良いということで、今日から始める。帰省が1/4までなので、そこまで継続更新するのが目標。

今年の振り返りとか書いていけるといいね。


今日は少し体調に不安があったので家でゆっくりしていた(大丈夫なんかね)。

あまりがっつりものを考える気になれなかったので、適当にプロセカの譜面巡回をしたり昼寝をしたりなどして過ごした。

プロセカは今年の春頃から、主にキャラゲー部分を遊んでいる。月に一度のカラフルパス・プレミアムミッションパスに加えて、ちまちまとガチャ用の石にも金を溶かすようになり、今では立派な月5桁課金勢である。周年ドリームピックで417連持ってった神代類を許すな。

プロセカは昔から、音ゲー部分の譜面の質で悪名高い。と私は思っていた。しかし、最近の譜面は質がメキメキ上がっている。私が初めてそう認識したのは「キティ」だ。それ以来意識して譜面を遊んでみると、2.5周年辺り以降のものからこれは面白いと感心できる譜面がわんさか見つかり始めた。というわけで最近はプロセカを「音ゲー」として楽しむモチベに溢れている。もう少し巡回が落ち着いたら良譜面まとめなんかも書いてみたい。

単純な「良譜面」かは諸説あるが、面白い譜面を一つここで。

「リンちゃんなう」。

これ、明らかに「音ゲーに入れてはいけない」タイプの曲。ほとんど同じメロディラインを繰り返す構成の曲だから、譜面の展開を作りづらすぎる。WACCAでいう「シャカリキファイトブンブン」が悪化して帰ってきたようなもの。歌詞の展開を考えると尺も削りづらい。というかこの曲メロディって概念あるか?

あまりにも有名な曲であるから、プロセカに収録したい気持ちはわかる。でもどう考えても音ゲー曲じゃない。プロセカの譜面クオリティが悪名高いのは、選曲の点で音ゲー以外の要素の悪影響が大きすぎるから。というのはよく語られる論の一つである。

譜面の内容の話に移ろう。どうやら、なんとか裏の音を拾う方針で落ち着いたらしい。というかそれ以外ないか。

この譜面の面白いところは、歌詞ネタの圧倒的多さ。ベースは伴奏を拾いつつも、そこかしこに歌詞再現ホールドが散りばめられている。「鏡音リン R18」部分なんかは音を拾うことを放棄している。

歌詞再現と伴奏拾いは両立が難しい。

R18パートの直後くらいにある「ぺったんこ」がわかりやすいが、歌詞再現に譜面が切り替わると、それまで音を聴きながら譜面を捌いていた身としては違和感を覚える。ゲームにさせられる動作が唐突に変わるからだ。鳴っている音に合わせて指を動かすことと、歌詞に合わせて描かれた絵に合わせて指を動かすことは、聞こえる音と指の動きの同期のしかたが違う。

この譜面は、(楽曲の特徴からして致し方ないが)歌詞再現に注力された結果、演奏に近しい感覚で音ゲーを遊ぶと若干気持ち悪さの残る譜面として仕上がっている。ように思う。

ボカロリスナーをプレイヤーとして想定するなら、歌詞再現は喜ばれる要素だろう。だが、ぶっちゃけた話平々凡々な音ゲーマーは歌詞の内容なんて気にして曲を聞いてない。音にそぐわない、譜面の楽しさを阻害するような歌詞再現は、当然彼らにはよく思われないだろう。これは、この曲だけじゃなくこのゲーム全体が抱える課題だ。

リンちゃんなうは、総括すると、(頑張って)よく作られた譜面だと思う。有名な既存曲の、期待に答える譜面ではある。だけど、避けられない「プロセカが音ゲーであることの難しさ」を体現している気がして、見ていて面白い。